マーガレットの管理方法

マーガレット
学名: Argyranthemum frutescens

科名:  キク科
和名:  モクシュンギク
属名:  アルギランテマム属
性状:  常緑多年草
原産地: カナリア諸島
花言葉: 恋占い・誠実
マーガレットの年間作業表
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出回り時期ハウス栽培で開花
開花
開花時期
開花期
開花期
置き場所霜に注意日向に置く半日陰に置く日向に置く
水やり土の表面が乾いたら与えるたっぷり与える土の表面が乾いたら与える
肥料
月に一回与える
月に一回与える
切戻し
切戻し
切戻し

害虫
アブラムシ・ハモグリバエ

挿し芽
挿し芽
挿し芽
定植・植え替え
定植・植替

・・マーガレットのお話・・・

ギリシャ語のマルガリ−テス(真珠)に由来しているマーガレット。
どんな宝石とも馴染む真珠と同じように、どんな花ともコーディネイトしやすい花です。
そして真珠が心癒してくれる清らかな宝石であるように、心身の緊張をやさしくときほぐし、リラックスさせてくれる癒しの効果のある花なのです。
マーガレットとは、ギリシャ語で'真珠'を意味する女性のクリスチャンネームであると言われています。
和名は花がシュンギクに似ており、大きくなると根元近くの茎が木本化することにちなむもの。
イタリアでは、かつての王ウンベルト1世の妃マルゲリ−タ(イタリア語でマーガレットにあたる)が慈善事業に力を注ぎ国民に慕われたことから、この花が国花とみなされた時代もあるほどで、現代でも多くの人に慕われている花です。

★恋占いの花 マーガレット★

ヨーロッパの少女たちに、恋占いの花として愛されている花です。
「愛している、愛していない」と交互に花びらをちぎり、
最後の一枚が「愛している」になれば、思いがかなうというものです。
日本でもマーガレットの花言葉は恋占いと誠実です。
ヨーロッパでも日本でも、マーガレットは同じように愛されているようです。

≪冬の管理≫

★置き場所

耐寒性はかなり強く、霜の少ない地域では露地で十分に越冬できます。
しかし、購入したばかりのものは温室で加温栽培されているため、
徐々に寒さに慣らすようにしてください。

★水やり

鉢土の表面が乾いたら与えます。
冬はあまり成長しないので控えめにしてください。

★肥料

冬の間は肥料はいりません。

≪春の管理≫

★置き場所

日当たりの良い場所に置いてください。
春暖かくなると戸外でも成長が活発になる時期ですので、
室内で管理していたものは外へ出してあげましょう。

★水やり

鉢土の表面が乾いたら与えます。
生育に応じて徐々に多くしていきましょう。

★肥料

成長が活発になり肥料が必要になる時期です。
市販の緩効性化成肥料を与えるか、液肥1000倍液を月に1〜2回与えてください。

★植替え

春暖かくなると植え替え時期です。一回り大きな鉢に植え替えるか地植えにしてください。

★繁殖方法

種が採れないので、繁殖は挿し木をします。
春と秋は挿し木の適期です。わき芽の先端を5〜6pで切り、
先端の葉を3枚程度残して下葉を落として、深さ2p程度に挿します。
十分に水を与えた後、半日陰に置けば10日ほどで発根します。

≪夏の管理≫

★置き場所

梅雨明け頃から半日陰のなるべく涼しい場所に置いてください。

★水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷり与えてください。

★切戻し

夏の暑い時期は花が一休みするため、3分の1程度に刈り込みましょう。

≪秋の管理≫

★置き場所

日当たりの良い場所に置いてください。

★水やり

鉢土の表面が乾いたら与えてください。

★肥料

市販の緩効性化成肥料を与えるか、液肥1000倍液を月に1〜2回与えてください。

★切戻し

高さ20〜30p程度に刈り込んでおくと、来春にコンパクトな姿で開花します。

★繁殖方法

種が採れないので、繁殖は挿し木をします。
春と秋は挿し木の適期です。わき芽の先端を5〜6pで切り、
先端の葉を3枚程度残して下葉を落として、深さ2p程度に挿します。
十分に水を与えた後、半日陰に置けば10日ほどで発根します。