クリスマスローズの花図鑑、貝沼輝彦の花便り

冷涼な気候のヨーロッパが原産地です。その自生地は落葉樹の林の中です。
「寒さに強く、暑さに弱い」「冬は日当たりを好み、夏は日陰を好みます。」

クリスマスローズという呼び名は、本来はヘレボラス・ニゲルの英名です。
この花は、ヨーロッパでは１２月のクリスマスのころに咲くため、このように名づけられました。
現在、日本ではクリスマスローズと呼んでいますが、代表的なガーデンハイブリットの主な開花期は２～４月です。

クリスマスローズには色々な品種がありますが、特に暑さに弱い品種を除けば、毎年美しい花を咲かしてくれます。
特にガーデンハイブリットは丈夫で、比較的暑さに強いため、初めての人でも無理なく楽しめます。

日当たりの良い場所に置いて、十分に日に当ててやります。
耐寒性はかなり強く、多少の凍結は問題ありません。しかし、長い間鉢土が凍ったままだと、根から水を吸い上げられず、しおれてしまうことがあります。

冬の間も、用土が乾いたらたっぷり水やりします。

秋にしっかりと肥料を与えた株には必要ありません。
肥料切れしてる場合は、花が咲くまでの間に液肥を与えてください。

５月いっぱいまで、日当たりの良い場所に置いてください。
６月に入って気温が上がってきたら、涼しい木陰などに移してください。

鉢土の表面が乾いたら与えます。

市販の緩効性化成肥料を与えるか、液肥１０００倍液を月に１～２回与えてください。

種をとるには、花が咲いているうちに交配をします。
開花した花の花粉をやわらかい筆や綿棒などの先につけ、他の株の花の雌しべの先につけてやります。
受粉が成功すれば、やがて雌しべがふくらんできます。

夏の高温多湿を嫌うので、半日陰のなるべく涼しい場所に置いてください。

高温期に加湿にすると根腐れを起こしやすいので、水やりは控えめに与えましょう。

夏の間は、与えないようにしましょう。

日当たりの良い場所に置いてください。

鉢土の表面が乾いたら与えてください。

市販の緩効性化成肥料を与えるか、液肥１０００倍液を月に１～２回与えてください。

秋は植えかえの時期です。一回り大きな鉢に、古い土を落として新しい用土で植えかえます。

大株になったものは、株分けが出来ます。分ける位置にハサミやナイフを入れ、手で引き裂くように分けます。
一株に３芽以上つくように分けてください。
分けた株は新しい用土で植えてください。